板厚が薄いので歪みが出ないように考えながらカットラインを決め、腐った底板を切り取りプレス加工した板をその部分に合わせて溶接します。
部分的に錆などで薄くなっているところもあり溶接は困難を極めましたが、何とか付けることが出来ました。
この後反対側も同様にカットしたのちに板を当てて溶接します。
溶接が終わったら一度エアチェック。エアガンで内圧をあげて漏れのチェックをします。
少しでも漏れがあると後でガソリンのシミが塗装面に浮き出てしまうのでこのチェックは入念に行います。
錆びとり後の画像です。
錆を取ってしまうとまたピンホールが開いたりする事があります。しつこい様ですがここでもまたエアチェックを行います。
完全に漏れがないことが確認出来たら形をパテで修正します。
われながら歪みが少なく溶接できたのでパテは少なく済みそうです。アメリカ物のカスタムタンクなどを切ったり貼ったりする場合は板厚が厚いのでそれほど気を使うことは無いのですが、特に国産純正タンクを加工する場合は神経を使います。