昨日のつづきです。
Nさんが早速Fフォークを抱えてやって来ました。
依頼内容は、全長を50mm伸ばす事と、アウターチューブの
「チェリアーニ」加工です。
まぁ、チェリアーニ加工の方は1度やっているので何とかなるだろう、と。
問題は延長加工です。
Nさんが持って来たデイトナのフォークは31φなので おそらくホンダ系だろうと思い、「エイプやジャズのフォーク用に延長キットが出てますよ。」と説明したのですが、「なるべく丈夫なやつが欲しいからやっぱり作ってくれ。」と言われてしまいました。
そこで...。
ヤフオクでエイプ50のジャンクフォークをゲットしてみました。(画像下のモノ)
上のフォークが N さんが持って来たデイトナ製です。
エイプのフォークはインナーチューブに曲りがあると言う事で¥2,000でした。
で、何でこんなモノを用意したかと言うと...。
エイプ50は、トップブリッジがプレス成形の鉄板製で、それをフォークのトップキャップとボルトで挟み込んで固定する構造になっています。
その為、ご覧の様にトップキャップが丈夫な鉄製になっているんです。
勘の良い方はもうお分かりでしょう...が、詳細はまた後ほど。
先ずはアウターチューブのチェリアーニ加工の方からやっつけてしまいましょう。
ただ、それにあたって1カ所だけ問題があります。
このバイクのFブレーキはドラムになっているのですが、パネルの「回り止め」が もともとのキャリパーの取り付け部を利用してセットしてあります。
が、旋盤加工をする為にはこの部分は邪魔なので切ってしまわなければなりません。
「う〜っむ」と悩んだあげく、「下側のキャリパー取り付け用のボスを利用すれば何とかなるだろう。」と言う事で、上側は潔くぶった切ってしまいました。
で、前回と同じ様に、旋盤加工の前に手作業による加工をある程度済ませておきます。
ただ、前回の経験で旋盤加工後にも追加工が必要な事が分かっていますので、今回はあまり追い込まず「ざっ」と仕上げておきます。
残した下側のボスはこんな感じ。
デイトナのキットでは使用されていませんので穴さえも空いていません。
これで準備が整ったので、ようやく旋盤加工へと進んで行けます。
またまたつづく。
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きょうのわんこ。
お隣の犬、「ちょこ(♀)」です。
半分ビーグルの血が入っています。
あまりに性格が良いので、「ウチのと取り替えて!」と何度か頼んだ事があるのですが、まったく取り合ってもらえませんでした。...やっぱりね。