最近、’70〜’80年代の国産車の補修が数多く入ってきます。
特に、大型車が多いかな? この頃のモノになるとなかなか部品も手に入りにくくなっていますので、とにかく「あるものを直す」という事が前提になってくるのですが...。
ちょっと分かりにくいですが、スズキのカタナのカウルです。
このカウルのウィークポイントなのですが、転倒すると画像のようにウィンカーの取付け部分が割れてしまいます。
通常ならば補修はそれほど難しく無いように思えるのですが...。
このカウルがいったいどんな樹脂で出来ているのか、今イチはっきりと分かりません。
最初は普通にABS樹脂かと思ったのですが、どうやら違う。
熱可塑性の樹脂には違いないのですが、PPでもない。
「おそらくウレタン系かな?」という所までは見当がついたのですが、どうもうまくピッタリと来る補修材が見つけられずにいました。
で、今回ようやく理想の補修材を見つける事が出来ました。
実際の樹脂よりも若干溶解温度が低く、冷えて固まった際にも柔軟性を失わない。
まさに補修材としては完璧です。
余談ですが、最初期型のカタナのカウルはFRP樹脂製だったそうですね。
猿島の方の工場で作られていたとか...。
最近の400カタナなどのカウルは左右2分割になり、通常のABS製になりました。
FRPやABSならば補修はお手の物なんですけどね。
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きょうのにゃんこ。
えっと、一応ネコです。フクロウではありません。