ドラムブレーキがなんとか形になったので、ペンディングとしていた実験項目にようやく着手し始めたのがひと月ほど前。
今までは仕様変更時やセッティングの不具合解消などの目的で、その都度イニシャルで点火時期を弄っていました。(ピックアップコイルの位置を物理的に動かします。)しかし、当たり前ですがそれだと全体的に同じだけ点火時期が変わってしまいますので、ピークパワー重視で合わせると低回転ではイマイチ…なんて事もしばしばありました。
そこで、フライホイール側のピックアップトリガーを調整。今まで使用していたフライホイールで綿密にデータ採りをして、もうひとつフライホイールを作ってそちらに理論値をコピー。トリガーの長さを変える事で低回転と高回転の両立を狙います。フライホイールをもうひとつ作ったのは後戻り出来る様にとの措置ですが、ウチのフライホイールはそれ
以前から加工してありますので、同じ仕様にするだけでもホント面倒です。
ま、結果には大満足でしたが(^^;
そこで調子に乗ってNo.3チャンバー投入!
暫く作業場にぶら下げておいたら真っ赤に錆びさせてしまいましたので、錆取り槽にぶち込んで綺麗にしました♪ 焼け始めはチタンぽい色でなかなかオシャレです。
ひさびさのNo.3と昨年仕様のエンジンの相性は衝撃的。No.2のあの加速が10000rpmオーバーで発生。。。フロントふらふらで怖いったらありゃしない。
こういうのを体験すると「あぁ、俺たちの理解って全然秋元さんに追いついてなかったんだなぁ。。。」と凹みます。もっと早くにこの結果を届けたかった。レース畑で生涯を過ごした秋元さんには、趣味でしか弄れない僕らの歩みはきっと歯痒かった事でしょう。
例によってNo.3特有の4速以上での不具合(トルク不足)が出ましたが、色々やってほぼ解消。
良い色に焼けました♪ 過去最高の出来です。
…というわけで。。。
去年の宿題がようやく終わりましたので、新しい課題へと移りたいと思います。
因みにコレ↑は今朝の写真。今年のSUGOは明後日。。。
あつしさんには「あんまり焦ってネジが2、3本足りなかったりすんじゃねーの⁉︎」と言われましたが、それは機械的に組み上がったエンジンの事でしょうか?それともワタシのアタマの方⁉︎