あつしさんが「それは趣味として釣りに行くのか、それとも職業として漁に出るのかの違いだよ。」と教えてくれた。漁師は魚がたくさん獲れないと困るけど、釣りは1匹も釣れなくても楽しいでしょ、って。そうなんだよ。バイクに乗る事は、まるで少年の頃に戻った様なドキドキを味わうための手段で、それをより多く楽しもうと思った時にちょっと古めの小さなオートバイがちょうど良かったって事。俺がやってるのって、ヘンテコな自作ルアーを作って日々釣れもしない幻の大物を狙っているあの感じ?あぁ、そうだよ。悔しいけど全くその通り。でも、このドキドキとゲラゲラ笑える楽しさは、誰にも真似出来ない俺だけのもの♪っつー訳で、なんと3度目のシェイクダウン。
ちょードキドキした。教習所ではじめて路上に出た時くらいドキドキした!
最初は基本リヤブレーキのみ。30km/h以上ではフロントは使わない。前回みたいに触れた瞬間に全力でブレーキが効いたら30km/hだって危ない。
なので細心の注意を払ってブレーキを馴染ませる。
10km、20km。
大丈夫そうか?
緩みもない、歪みもない、遊びも変わらない。
回り止めは前回の仕様と比べて、アクスルからの支点の距離は3倍、肉厚は2倍で、形状や取付け方法もシンプルになっているので、軽く10倍以上の強度があるはず。
…それでも怖い。
身体に刻まれた痛みは正直だ。
50km、100km。
少しずつ身体が馴染んでくる。
ハイスピードからのブレーキングも問題無し。
でもまだ80%…
100%のフルブレーキングはココロが受け付けない。
フォークは少しセッティングが変わったみたい? 何が影響しているんだろう?
あと、セッティングでは無いんだけど、路面からのインフォメーションが以前に比べて硬質な印象になった。
これはアクスルシャフト部の結合剛性が上がった為だろう。良く言えばシャープなハンドリング。悪く言えばゴツゴツして疲れる。もう少しぼやけていた方が好み。
でも思いがけずスタビが不要となったので、寝かし込みのハンドリングは以前よりもよりしなやかになった。
個人的にはマイナス1点のプラス1点で、まあまあ及第点かな。
ブレーキはね…
効くよ〜♪
TZニッシン+鋳鉄ローターと遜色無いくらい(笑)