いつまでも同じ様なネタで引っ張っていては飽きられてしまいますので、頑張って部品を作ります。
前回用意したGS400のボトムケースにSDRのダンパーを仕込むには、それなりの加工が必要になります。
具体的な違いは、GSの方がインナーチューブが肉厚で、そのため中に入るシリンダーコンプリートが細くなっています。インナーチューブとシリンダーコンプリートはSDRのものをセットで使うためにそこは問題無いのですが、ボトムケースとの接合部には、寸法や使用するボルトの違いがあるのでそのままでは組み込めません。逆に言えば、ここを合わせることが出来ればどんな組み合わせでも可能、という事です。
って事で、まずはシリンダーコンプリートの加工。
SDRのボルトはM10のピッチ1.0ですがGSはM8のピッチ1.25。
なので、一旦SDRのシリンダーを座グリ加工した後にM8のカラーを作って溶接します。
ここが偏心したりナナメってしまうと苦労が水の泡ですので、軽圧入して慎重に溶接したのですが…
後で良く考えたら、適当に無垢材を溶接しておいてネジ穴は旋盤で後加工すれば良かったんじゃね?…気が付かない俺、アホだわ(^^;
まぁ、なんとか真っ直ぐ出来たので良しとしましょう。
あともうひとつ、オイルロックピースの製作です。
GSはシリンダーコンプリートが細い分、当然オイルロックピースも細く出来ています。従って、それが嵌るボトムケースの座グリも同じ径になっていますので、SDRのオイルロックピースはそのままでは嵌りません。
これがSDRのオイルロックピースの加工で行けるのか?というと、肉厚を考えると追加工は出来ませんので、残念ながらワンオフ製作になってしまいます。
本当は乗り味に影響する部分なので、出来るだけ純正を使いたいんですけどね〜。
でも…
余談ですが、この画像のオイルロックピース…
どちらも中古のSDRのフォークから外したものです。
寸法を測るまでも無いくらい明らかに違うテーパー角。下のストレート部分の外径も0.1mmほど違っています。中古品ですのでどこかで他車のものと入れ替わっている可能性もありますが…
意外と適当なのかなぁ。。。
ってな訳で…
あとは
いつもの様にボトムケースを旋盤でクルッと挽いて。。。
スペシャルフォークの完成です♪
ま、自分のなので仕上げは適当。。。(^^;